お問い合わせ

  • TOP
  • コラム
  • なぜエンジンオイルに添加剤が必要なのか

なぜエンジンオイルに添加剤が必要なのか

添加剤

エンジンオイルは車の生命線です。これまで車の進化とともに様々な規格のエンジンオイルが開発され、私たちの車社会になくてはならない存在の一つと言えます。

エンジンオイルは、各部品を最適な状態に保ち、可動部品が確実に動き続けるようにします。しかし、エンジンオイルはただの潤滑油ではなく、大切な要素がたくさん含まれており、添加剤はそれらの要素を時には補ったり、さらに良い状態にしたりするために使用するケミカルです。

このコラムでは、車の目的や使い方に応じたエンジンオイル添加剤を少しでも検討できるように少しだけサポートさせていただきます。(ケミカルオタクの戯言です)

お店にエンジンオイルを買いに行ったとき、初めての人は戸惑うことがあります。それは同じ規格の同じ粘度のエンジンオイルなのにブランドによっては価格が倍ほども異なるオイルがあるということです。国産か輸入物か、最新だからか古いからか、色々な理由が思い浮かびます。ただ、なんとなくですが値段の高いオイルやレース番組で見かけたことのあるブランドのオイルを使えば自分の車もそれなりに性能が上がった気がしますよね。ただ言えることは、「エンジンの基本性能」を上げるためのエンジンオイルは実は非常に市場に少なく、価格差の大きな部分は「エンジンオイルの基本機能」の質の差、つまりエンジンオイル内に元から含まれている添加剤の量や質に左右されています。(もちろんそれだけじゃないです)

端的な表現では、「良いエンジンオイルは傷みにくい」というのは共通して言えることに思えます。つまり、「良いエンジンオイルはエンジンを傷めづらい」ということです。

エンジンオイルには様々な規格がありますが、全てに共通するのは、これらは幅広い動作条件に対応する一般的な潤滑剤であるということです。そこに最高のパフォーマンスを求める人や、または過酷な条件下での長期間の摩耗保護、はたまた大切な車をより少しでも長く走らせるための予防整備に理解のある方にとって添加剤とはうってつけのツールとなります。つまりは 私たちの出番です。

エンジンオイル添加剤とその目的

エンジンオイル添加剤は汎用性があり、ほとんどの標準的な車両に対して使用できます。 これらの添加剤は通常、エンジンの摩耗と摩擦を軽減し、燃料効率を向上させることができます。他には、オイル漏れを止めたり、排気ガスを低減したり、白煙を消したりと、より具体的な問題に対処できる製品があります。

いくつかの一般的な問題は、次の成分で解決されることがよくあります。 それらの多くはしっかりと配合された添加剤に含まれています。少しだけ例に挙げてみましょう。

粘度指数向上剤 (VII): 粘度はオイルの厚さを指し、オイルがエンジン全体にどれだけ容易に流れるかを決定します。 粘度が高すぎると、オイルが固すぎて燃費が落ちることがありますが、一定の部位に定着しやすいため添加剤の効果が表れやすくあります。逆に、低すぎると、流れが速くなり、サラサラとした粘度に近づきます。 オイルがこれほど速く移動すると、そのさまざまな利点が金属に残る時間が短くなります。粘度は温度によっても変化します。 VII はこの挙動を制限し、温度範囲全体でオイルをより安定した粘度に保つのに役立ちます。

腐食防止剤: エンジンを良好な状態に保つことはその寿命に不可欠であり、サビや腐食を防ぐことに役立ちます。エンジン内をサビがガリガリと動き回るなんて悪夢です。

耐摩耗剤: これらの添加剤は、機械部品を長期間の摩耗から保護するのに役立ちます。 通常、金属の表面に膜を形成してバリアを形成します。そのうちの1つはジアルキルジチオリン酸亜鉛 (いわゆるZDDP) で、特に古い車はその恩恵を受けることができます。亜鉛は耐食性の重要な部分です。しかし、最近の車には亜鉛がそれほど必要ないため、石油メーカーはデフォルトで亜鉛を配合していなかったりもします。

界面活性剤: 界面活性剤は、金属部品上に堆積物が形成されるのを防ぎ、特定の酸を中和することができます。

分散剤: 分散剤と洗浄剤は一緒に考えられることがありますが、 分散剤はオイル内の粒子や汚染物質を除去し、オイルが部品に付着してスラッジになるのを防ぎます。

他の添加剤には、消泡剤、抗乳化剤、乳化剤、殺生物剤、極圧調整剤などがあります。 オイル添加剤とその目的はさまざまですね。

エンジンオイル添加剤を使用する利点

これらはどのエンジンオイルにもその規格に見合った内容がしっかりと配合されています。それを踏まえて考えると、エンジンオイル添加剤が実際に効果があるのか疑問に感じるかと思います。しかしその答えは各オイルブランドや車ごとのニーズによって異なります。こうしたベースがあってこそ「さらに良くしたい」と思え、それを叶えることができるのが添加剤の魅力であり、愛車をケアする楽しみだと筆者は思っています。

会社から怒られそうなことを言いますが、添加剤は車の走行にとって必須ではありません。ただ、車の機能、性能、寿命を向上させ、長く乗るために利用するためのツールの一つとして考えてください。缶から出したばかりの新品のエンジンオイルには先に述べた添加剤が少量含まれていますが、私たちの添加剤を使用することで、それらの効果や目的をさらに向上させることができます。

最後にまとめると、全体としてエンジンオイル添加剤を使用する利点には次のようなものがあります。

・摩擦の低減

・摩耗の軽減

・スラッジや堆積、詰まりの除去と防止

・エンジンの寿命を延ばす

その他により具体的なニーズがある場合は、それらもご選択いただけるようにラインナップを取りそろえてあります。

Risloneの代名詞ともいえるエンジントリートメントは、ほとんどの車に最適で、エンジンの寿命とパフォーマンスを向上させることができますので、たまに使ってあげてくださいね。

JT

【おすすめ添加剤】エンジントリートメント

https://carchemi-lab.jp/products/detail/188

CONTACT US

お問い合わせ

あらゆる『漏れ』について
プロに無料相談