奈良本社開業にかける想い

この会社の社長にならせていただきはや12年。この弁天町の地で、おかげ様で少しは成長できたのですが、どうしてもトカイナカで仕事したいと思い続けてきました。

なんでそんな田舎に？社員の通勤大変ですやん。人財採用大変でっせ。と、ネガティブなご意見もたくさんいただきましたが、私としてはトカイナカで仕事をすることにかけてみたかったのです。

例えば、徳島の神山町でIT会社が集まり新しい街づくりがされる。パソナさんが淡路島に本社移転。セールスフォースさんが南紀白浜でワーケーション。文化庁がついに京都に。など、画期的な変革のニュースが、耳に飛び込んでくる。胸躍る。数年経て、失敗も成功もあるだろうけど、コロナのおかげのテレワーク推進もあり、もはやこの流れは止められないように思う。

これらはまるで豊かさの追求のような便利さの追求にそろそろ見切りをつけましょう、ということにも思える。ちょっと不便かもしれないけど、トカイナカだからこそ、と考えればアイデアは無限にあるように思う。

先日当社の社員から良い想いを聞いた。

「弁天町におったら隣の会社と仲良くしようとか何かイベントやろうとか1つも思わんですけど、生駒行ったら、地域で川の掃除とか、農業体験とか、地産地消のビジネスやってみるとか、ウチの会社英語できるひと多いから、英会話教室とか、会議室を提供したり、地域の皆さんとできること、めっちゃいろいろできそうですね！」

シンプルだけど、すごく深みのあるように思えた。真実のように思えた。

　便利さの追求、効率の追求でおカネを稼ぐことがビジネスではない。好きでもない仕事に従事し、我慢の対価で薄給を分配することが仕事ではない。経営の勉強をすればするほど想いや認識のズレ、勘違い、利己心、他責など、自分の心の中にもある邪気邪念や、もはや通念、常識のような凝り固まった固定概念にも気づくことが多くある。

　お客さんのお困りごと、社会課題、人の喜びにお役に立つことが仕事であり、その提供価値の対価が売上。それをチームでやるのが経営。お困りごとがあり、お役立ちを提供するという自然のなりわい。まるで循環のように。いいやこれは循環でしかない。仕事もおカネも四季も想いも循環する。循環し続けることが調和である。イメージが湧いた。

　この生駒市高山町という素晴らしい風光明媚なトカイナカの地で、我々リークラボ・ジャパンという一中小企業から循環、調和のきっかけだけでも発振できたなら、喜びであります。とにかくは既存事業である、自動車整備工場に向けたカーエアコンや添加剤関連ビジネス、工場業界向けたエア漏れを中心としたリークソリューション、HVAC＆R業界に向けた冷媒フロンリークのソリューションなど、各種のビジネスをさらに拡充させ、お客様に喜んでいただく製品開発、ソリューション開発を一層推進させていただくと同時に、私たちはチーム一丸となって、地球も喜ぶ三方善しのビジネスを多数生み出すことによって、地域社会に貢献できますよう、この地で一所懸命に仕事させていただきます。もしお近くにお越しの際は、お気軽にお立ち寄りいただけますと嬉しいです。

（南側100坪2層の倉庫＆危険物倉庫・北側100坪1層のオフィス棟を建築中）

株式会社リークラボ・ジャパン
代表取締役社長　物部智人

◆奈良本社
〒630-0101　奈良県生駒市高山町5655
TEL：0743-21-0005
FAX：0743-21-0006
※学研北生駒駅までお迎えに上がります。