【安全・快適】住まいの見えない不具合を可視化!サーモカメラで住宅設備の点検・診断を効率化しよう
住設・建設

住宅の設備点検やリフォーム提案の際、「見えないトラブルをどうやって発見するか?」は大きな課題です。水漏れ、配管の詰まり、電気設備の異常発熱、断熱不良など、目視では確認しにくい問題が、住まいの快適性や安全性に影響を与えることも少なくありません。
そこで注目されているのが、「温度のムラを可視化できる」サーモカメラ!
住宅設備の診断に活用することで、非破壊で短時間の点検が可能になり、問題の早期発見や適切な修繕提案につながります。
今回は、住まいにおけるサーモカメラの活用方法を具体的に解説します!

もくじ
- 住まいで起こりがちな「見えないトラブル」とは?
- サーモカメラが住設業界で活躍する理由
- サーモカメラの活用事例
- 実は手軽に使える!サーモカメラ選びのポイント
- まとめ
1.住まいで起こりがちな「見えないトラブル」とは?

住宅の設備点検やメンテナンスでは、目に見えない場所で起こるトラブルをいかに早く、正確に発見するかが重要です。例えば、壁の裏で起こる水漏れや、電気配線の劣化、断熱材の欠損などは、目視では簡単に見つけることができません。しかし、これらを放置すると、修理コストの増大や住宅の劣化、安全リスクの増加につながります。
住まいの「見えないトラブル」を代表的な事例
- 漏水・配管の詰まり(壁内・床下の水漏れ)
- 断熱・気密性能の低下(冷暖房効率の悪化)
- 床暖房・給湯設備の動作不良(温まりムラ)
- 電気設備の異常発熱(分電盤・配線の劣化)
見えないトラブルとサーモカメラ

漏水は、目視では発見しにくい壁の中や床下で発生することが多く、放置すると住宅の構造材を腐食させたり、カビやシロアリの発生原因となるなど、住宅の寿命を縮めるだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
断熱材の劣化は、室内の温度を快適に保つことができなくなり、冷暖房効率を低下させるため、エネルギー消費量が増加し、光熱費が高くなってしまいます。 また、結露が発生しやすくなるため、カビやダニの発生原因にもなります。
暖房・給湯設備や電気系統の異常も、同様に深刻な問題を引き起こします。設備の動作不良や老朽化は、エネルギーの無駄遣いを招き、電気代の高騰につながり、電気系統の異常は、発火や火災のリスクを高めるため、非常に危険です。
これらの問題は、住宅だけでなく、会社や工場など、あらゆる建物で起こり得ますが、 サーモカメラを使用することで、これらの問題を早期に発見し、適切な対策を講じることで、安全で快適な生活環境を維持することができます。
2. サーモカメラが住設業界で活躍する理由

目視では見えない問題を可視化できる
住まいのトラブルは、壁の裏や床下など、普段目にすることのない場所で発生することが多くあります。 従来の点検方法では、経験豊富な職人が時間をかけて目視 で検査を行っていましたが、それでも見落としや判断ミスが起こる可能性がありました。
サーモカメラを使えば、壁や床を壊すことなく、温度の違いを画像で確認することで、問題箇所を特定できます。 例えば、断熱材の欠損や施工不良は、サーモカメラで撮影すると、温度の低い部分が青色で表示されるため、容易に発見することができます。
短時間で広範囲をチェックできる
従来の点検方法では、一つひとつ丁寧に確認していく必要があり、どうしても時間がかかっていました。 サーモカメラを使えば、広範囲を一度にスキャンすることができるため、点検時間を大幅に短縮することができます。
また、サーモカメラは、温度変化を数値や画像で表示してくれるため、経験の浅い職人でも、客観的なデータに基づいて正確な診断を行うことができます。
顧客への説明がスムーズになる
サーモカメラで撮影した画像は、顧客への説明資料としても非常に役立ちます。 目に見えない問題を画像で「見える化」することで、顧客に状況を理解してもらいやすくなるだけでなく、専門的な知識がない顧客にもわかりやすく説明することができます。
例えば、断熱材の欠損箇所をサーモカメラで撮影した画像を見せることで、顧客は現状を把握し、断熱工事の必要性を理解することができます。 これにより、工務店やリフォーム業者は、顧客に納得してもらいやすく、スムーズな提案を行うことが可能になります。
3. サーモカメラの活用事例

サーモカメラは、住宅設備の点検・診断において「目視では見えない問題を可視化できる」ツールとして、さまざまな場面で活躍します。ここでは、具体的な活用事例を紹介します。
漏水の発見や断熱の可視化
床や壁の中で発生する漏水や断熱の劣化は簡単に目視で発見はできません。問題箇所がわからず修理の判断が難しいと、カビや構造材の腐食、または住まいの冷えからくる風邪など健康の問題ににつながります。
サーモカメラを使えばとても簡単に、かつ直感的に問題個所を検知することができます。漏水箇所は周囲より低温になるため、サーモカメラで簡単に発見可能でき、壁や床を壊す前に異常箇所を特定できるため、余計な工事を防げます。
展示会でのデモ

弊社が出展したJapanBuildという展示会では、上記のようなデモを行いました。
①と②を部屋の壁に見立て、①の裏にはヒーターを置き、②の裏には水のスプレーを軽く吹きかけました。見ての通り、シンプルかつ直感的に壁内の状況がわかります。特に、①の壁は断熱材を施した部分と施していない部分がありますが、明確に違いが出ていて、初心者でもわかるように表現できます。
見た目では全く違いが分かりませんが、サーモカメラを使うと簡単に異常や変化を発見することができ、スムーズに提案・補修できることがわかります。
外壁調査におけるサーモカメラ

外壁は、雨風や紫外線から建物を守る重要な役割を担っています。しかし、経年劣化により、ひび割れや剥離、雨漏りなどが発生することがあるため、これらのダメージを放置すると、建物の劣化を早め、 より深刻な問題につながるかもしれません。
そこで、外壁調査にサーモカメラを活用するのがおすすめです。
*外壁調査では高性能のサーモカメラを使わないとより効果的な測定ができないため、ご注意ください。
サーモカメラでできること
- ひび割れ・剥離の発見: ひび割れや剥離箇所は、周囲と温度が異なるため、サーモカメラで容易に発見できます。
- 雨漏り箇所の特定: 雨漏り箇所は、水分が蒸発する際に周囲より温度が低くなるため、サーモカメラで特定できます。
- 断熱不良箇所の発見: 断熱材の劣化や施工不良は、温度ムラとしてサーモカメラに写ります。
4. 住まいのトラブル解決に!サーモカメラ選びのポイントとおすすめ機種

「サーモカメラって色々種類があって、どれを選べばいいか分からない…」
そんな悩みをお持ちのあなたへ。住まいのトラブル解決に役立つサーモカメラ選びの簡単なポイントと、おすすめの機種をご紹介します。
より詳しいカメラ選定を深堀りした解説は別のコラムにてまとめていますので、そちらもご覧ください。
サーモカメラ選びのポイント
用途に合わせた機能:
- サーモカメラの決め手は赤外線解像度(256×192以上推奨)
- 水漏れ調査なら、温度分解能が高い機種を選ぶ(50mK以下)
- 断熱材のチェックなら、広角レンズを搭載した機種を選ぶ
使いやすさ:
- スマートフォンに接続できる機種は、手軽に撮影・ 分析・報告ができる
- コンパクトで軽量な機種は、持ち運びやすく、狭い場所でも使いやすい
- 操作が簡単な機種は、初心者でも扱いやすい
価格:
- 赤外線解像度と温度分解能の性能が高くなればなるほど高価になる傾向がある
- 用途に合わせて、必要な機能と価格のバランスを考える
おすすめ機種:HIKMICRO MINI2 V2

DIYからプロ級のお仕事まで、初めてでも簡単に使えるサーモグラフィでおすすめなのが、HIKMICRO MINI2 V2です。シンプルかつ簡単に使える機種ですが、実際に工務店様やリフォーム業者様などのプロの方たちにも使っていただいている機種です。
スペック
- 高画質: 256×192 赤外線解像度で、鮮明なサーモ画像を撮影できます。
- 広角レンズ: 50°の広角レンズで、広い範囲を一度に撮影できます。
- スマートフォン接続: 一台でAndroid端末、iOS端末どちらにも対応。 専用アプリでサーモ画像の撮影・分析。報告まで一貫して行えます。
- コンパクトで軽量: 重さはわずか17g。 ポケットに入れて持ち運べるので、いつでもどこでも手軽に使えます。
- 簡単操作: 難しい設定は不要。アプリをダウンロードし、スマートフォンに接続するだけですぐに使えます。
HIKMICRO MINI2 V2でできること
- 断熱材のチェック: 壁や天井の断熱材の有無や状態を確認できます。 断熱効果が低い箇所を特定し、エネルギー効率の改善に役立ちます。
- 水漏れの早期発見: 壁や床下の水漏れを、温度の違いで素早く発見できます。 早期発見・対策することで、住まいの寿命を延ばします。
- 電気系統のチェック: コンセントや配電盤などの異常発熱を確認できます。 電気火災のリスクを低減し、安全な暮らしを守ります。
- 床暖房の確認: 床暖房の配管の異常や、温水の流れをチェックできるため、 暖房効率の改善やトラブルシューティングに役立ちます。
HIKMICRO MINI2 V2は、住まいのメンテナンスやDIYに最適なサーモカメラです。 あなたもサーモカメラを使って、快適な住まいづくりを始めませんか?
まとめ : サーモカメラで住まいの安全と快適性を守る

いかがでしたでしょうか?
住宅設備の点検やメンテナンスは、見えないトラブルをいかに早く、正確に発見するかが重要です。サーモカメラを活用することで、漏水・電気設備の異常発熱・断熱不良・床暖房の不具合など、目視では判断しづらい問題を簡単に可視化できます。
特に、断熱性能の低下は、光熱費の増加だけでなく、健康にも影響を与えることがあります。
冬場に寒い家では、ヒートショックのリスクが高まり、結露が発生するとカビやダニの増殖によってアレルギーや喘息の原因になることも。サーモカメラを活用すれば、温度のムラや気密性の低下を可視化し、健康的な住環境の維持に役立てることができます。
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HIKMICRO(ハイクマイクロ)は、高性能な赤外線サーモカメラを提供するブランドで、建築診断、電気設備点検、機械保守、自動車整備、電子基板検査など幅広い業界で活躍しています。温度分布を直感的に可視化することで、異常発熱や冷却不足などの問題を素早く特定し、点検・診断業務の効率化に貢献します。
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