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「良く効くエアコン」の3大要素

カーエアコン

新車のときはガンガン効いていた冷房も年数が立てばちょっと生ぬるい気がしてきます。これは元々あった何らかの要素を徐々に失ったりしてきた結果です。この記事では、冷たい風がでるエアコンの状態についてケミカル屋の視点でご説明いたします。
※この記事はエアコンの仕組みの基礎を知った人向けになります。

最初に「冷たい風が出るエアコンの状態」を定義すると以下になります。
その1 部品が綺麗な状態で新品同様に良く動く
その2 適切な量の冷媒ガスが入っている
その3 適切な量のコンプレッサーオイルが入っている

当たり前のことだろうとツッコミが入ってきそうですが、当社の30年以上に渡るエアコン事業を通して得た結論がこれです。それでは、一つずつ見ていきましょう。

その1 部品が綺麗な状態で新品同様に良く動く

これは読んで字のごとくエアコンを構成する各部品が動いていることを指します。コンプレッサーが良く冷媒ガスを圧縮でき、コンデンサーがしっかりと冷媒を冷やすことができ、レシーバータンクが十分に液冷媒を蓄えることができ、エキスパンションバルブが適切に冷媒を噴霧でき、エバポレーターが多くの気化熱を発生させることができ、ブロアファンが空気を室内まで届ける、これらがエアコンにとってまず最低限必要なことです。

例えばコンデンサーフィンにゴミが詰まりすぎていると液冷媒を作る量が減りますし、エキスパンションバルブが詰まっているとエバポレーターの気化熱が生まれません。そして仮にこれらのどこかに隙間が空いてしまえば中を循環している冷媒ガスやコンプレッサーオイルが外に漏れ出てしまい、結果としてエアコンの効きが悪くなります。

その2 適切な量の冷媒ガスが入っている

カーエアコンにはそれぞれ冷媒充填量が定められていますが、漏れることで冷媒充填量が少なくなればそれだけ冷えにも影響してきます。例えば下記の図のようなエアコンの場合は360gちょうどを入れた状態が好ましいのですが、漏れがなくても冷媒ガスは年間数グラムが自然と漏れ出たり、コンプレッサーオイルと混ざりあってしまうことで少しずつ失われていきます。また、冷媒ガスが抜けたからと言って目分量で多く充填してしまうと過充填の状態となり、エアコンの効きが悪くなってしまうので注意が必要です。

とは言いましても、下記のエアコンシールのように360gちょうどをゲージマニホールドで充填することは不可能です。多少の前後ならエアコンはしっかりと冷えますので安心してください。ただし、回収再生機(自動充填機)などで充填量ちょうどを入れることで思った以上に冷えが改善することもあります。

その3 適切な量のコンプレッサーオイルが入っている

実はここが一番話したくてウズウズしちゃうポイントなのですが、エアコンの整備やガスチャージをする際にはその1やその2を気にかける人は多いと思います。しかしエアコンオイルに関しては実は最も不透明なこともあってか、気にかけようにも限界があります。そもそもこの3.2%という数字を導き出した人はどのようにしたのでしょうか…。すごいですよね)

さてここで問題が起きました。100gのガスが漏れ出たなんてどうやったらわかるのでしょうか。車を体重計に乗せるわけにもいきません。漏れ出たガス量がわからなければ、漏れ出たオイル量もわかりませんよね。そこで役に立つのが冷媒ガスの回収作業や真空ポンプによる真空引き作業です。真空引きはエアコンサイクル内を真空にすることで、サイクル内の冷媒ガスをすべて大気放出して、エアコン内の水分を蒸発させて外に放出するのが目的です。しかしこれら作業はある程度の目安にもなります。上の写真のようなエアコンの場合は360gの3.2%の量のオイルが出たはずですので360×0.032=11.52gのオイルが抜け出たと予測ができます。これでオイルをどれだけ充填すればいいかの目星がつきました。

少し寄り道 エアコン内のオイルをすべて排出できるのか

エアコンガスは真空引きをすることで全量排出できることがわかりましたが、オイルの全量排出は可能なのでしょうか。答えは「現実的に不可能」です。コンプレッサーオイルはエアコン配管全体に行き届いていますので、それらすべてのジョイント部を外して各部品の中をすべて洗浄するしか全量を洗浄することになります。そこまでするととてつもない工賃になりますので現実的ではありません。

ただし、超プロ向けの冷媒ガス回収再生機の中には、コンプレッサーのみを取り外して、それ以外の部分をすべて自動で洗浄してくれるS社のハイエンド機がありますので、その機械を使用することでオイルフラッシングを行うことが可能です。本当に、この業界人として憧れるスーパーマシンです。

オイル量の正体

コンプレッサーオイル量の話に戻りますが、先ほどのエアコンなら10g強のオイルを補充してやればいいのだとわかりました。しかし、実際にはエアコンサイクル内のオイル量を知ることは困難です。そんな中で多くの整備工場や電装店の方に話を聞いた話を統合すると、「エアコンガスを入れるときに一緒にエアコンオイルも入れる」といった風習めいた考えが根付いていることに気付きます。いくら抜けるかわからないが、少ないよりは多い方がいいといった具合です。これを冷媒量470g±30gのエアコンでグラフに書き直すと以下のようになります。

この図は、オイルとガスの適正量をグラフで表したものです。表の上の方が良く冷える状態、表の右側がそれぞれの充填量です。
コンプレッサーオイルの場合は適正量=よく冷える範囲がすごく広いですね。まるでエアーズロックです。しかし、適正量から外れると冷え(性能)は急降下します。
対して冷媒ガスの適正量は富士山のようです。一番冷えるポイントは狭いですが、ゆるやかに性能に影響を与えます。

ここで注目してほしいのが新車時のオイルが適正量の崖っぷちに近いことです。

このエアコンが漏れるとこのようになります。

こうしてみると、エアコンオイルは少ないより多い方がいいという考えが根付くのもなんとなくわかります。さらにお気づきの方も多いと思いますが、先ほどのエアコンシールにはオイル量が書かれていません。整備マニュアルや公論出版社のオイルブックには掲載がありますが、車両のオイル量を把握していくのは本当に難しいことです。それでも、オイルは入れれば入れるだけいいものなのではなく、あくまで適正量に入れておくことが大切なのだとわかりますよね。

余談になりますが、たまにW社のエアコン添加剤を毎年入れているからエアコンの効きが良いという人と出会いますが、入れすぎには注意した方がよいです。添加剤は絶対に油脂に溶け込んだもののはずですので、入れすぎれば添加剤のプラス効果以上に性能は落ちます。また、その油脂(ベースオイル)が本当に自分の車と相性の良いものなのかを調べた方がよいと思います。

ここで今回のテーマを見返してみましょう。
その1 部品が綺麗な状態で新品同様に良く動く
その2 適切な量の冷媒ガスが入っている
その3 適切な量のコンプレッサーオイルが入っている

これら3つの要素がエアコンの効きにとって大切なのだとわかったと思います。
忘れずに宣伝をしますが、これら3つの要素をカバーできる製品があります。
それがDr.Leakです。

当社のDr.Leakはケミカルですので焼き付いたコンプレッサーを元どおり修復したりはできませんが、それでもエアコンケミカルとして求められるものが全て入ったオールインワン製品です。このドクターリークには、4つの成分が含まれています。【漏れ止め剤】【コンプレッサーオイル】【リーク検知用蛍光剤】【冷媒ガス】これらが3大要素に対してどのように働くかを見てみましょう。

その1 部品が綺麗な状態で新品同様に良く動く
➡Dr.Leakを使うと、各部品の漏れを補修&予防&コンプレッサーを潤滑できる
その2 適切な量の冷媒ガスが入っている
➡Dr.Leakを使うと、適切なガス量を維持できる
その3 適切な量のコンプレッサーオイルが入っている
➡Dr.Leakを使うと、漏れて足りなくなったオイルを補充できる

こうしてみると、ドクターリークはエアコンにとって有用性の高いケミカルだというのがわかりますね。我ながら名づけ親として誇らしいです。ただこれはあくまで「ケミカルでできること」です。適正量ちょうどのガスを入れたり、オイル量を細かく調節するには回収ガス回収再生機が必要です。この記事が少しでも多くの方がエアコン整備をする際の考え方の人助けとなりますと嬉しく思います。当社はカーエアコン整備分野での国内No.1カンパニーですので、各部品の補修方法や修理方法でお困りの際はお気軽にお問合せください。

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