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大阪構想否決…。

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大阪都構想の投票結果を見て、当事者である大阪市民として、いろいろ思うところありまして。
私、港区民ですので、淀川区って一緒にされてもたら、そりゃー違和感あったけど、
上新庄とか、上から行っても下から行っても混むから結構気合い必要なとこやし。
と、そんな小さいことやら個人的な損得ではなく、僕は大阪のこの変革をきっかけに、
凝り固まった日本のシステムの多くを変えられる大転換点になる!と、ひそかに期待していました。
脱Occupied Japan的な。
妄想に近いのかもしれませんが、もし都構想が成立すれば、維新の国会議員を全国に擁立し、
今なら最大野党にも。となれば、自民-公明の現与党から、
自民-維新に組み替えられ、二大政党的に。からの憲法改正やら、
何やらかんやら一気呵成の大変革もありうるような桶屋が儲かる論を持っていたので、
その大きなうねりのチャンスを逸し、残念で仕方ありません。

現在コロナ禍ですが、それより大きな課題は人口減少だろうし、
最大課題は世界の人口爆発と農業・食料問題。人口が減るということは、
GDPは何とかなるかもしらんけど、2極化が助長されるように思う。
持論で短く言えば、税金払う人、貰う人の2極化。払う方がお得なのは瞬間的にわかるけど、
貰う意識が高いのが今回のこの結果に思えてなりません。
でも世間で飛び交う話題は、GOTOなんちゃらとか、
持続化給付金だとか、PCRだれ負担とか、それ全部税金貰うって話で、
都構想もたぶんやけど真意はそういうことやないんや、ってものすごい思う。

塾長から教えていただいた中で最も好きなのは、「善因善果因果応報」。
善きことを思い、善きことを行えば、結果は必ず良くなる。
ならば、それぞれがそれぞれに必死こいて働いて、
さらりと税金を払うことは善きことである。
“必ず”というだけあってそこの精度を高めるのは内求の連続でしかなく、
これはまた議論のあるところなのでいずれ。
また、「未来進行形で捉える」とすれば、桶屋が儲かるような話だとさえ思われるかもしれない高い目標を据え、多少の痛みを伴えど、来るべきミライへの指針を示さないとならなかったのではないだろうか。

45年間大阪人として、無用のハコモノ、老人寄りの政策、学力・治安のレベル、生活保護受給割合、
優秀過ぎる行政の皆さまのお姿など、住みにくさをつぶさに感じてきました。
しかも本社機能はどんどん東京へ移動され、商いの都でなかったんかい…。
しかし、橋下さん以後、交通局の改革を契機にプライマリーバランスは改善され、インバウンドもあり、コロナ前はわりかし華々しかったのもつぶさに体感した。
なんぼなんでもこれ以後はハコモノは建たないと思う。大阪にカジノは反対だけど。

20人程度のわが社でも、社長の出来が良すぎてか知らんけど、制度や枠組みを変えることは簡単ではない。
忘己利他の精神で、善かれと思い、皆の幸せを願い、ケガを恐れず、ある程度強引に、
今回の投票結果のように51:49でもコトを進めていかなくては、と改めて考え直す機会であったけど、
僕は今月から大阪市民でも府民でもなく、、奈良県民、、、ですが、大阪の発展を心から願っています。

「走りながら考える」でも、「泥縄式」や「未来進行形で考える」であっても、
変革し続けないと、企業は生き残れない「適者生存の法則」があるのではなかろうか。
中小企業の最大のアドバンテージがフットワークならば、どんどん変化する以外に何もない。
ミスったら謝る。固執しない。
しかしまぁ、税金貰う的な損得でしか判断基準がないなら、根っこからですなぁ…と、
中小企業を動かすのでも甘くないなぁとものすごい思うのに、知事と市長の徒労感、お察しします。
ご苦労様でした!!

Monobe

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